インテックの技術力に迫る!第1回~ アクリル加工に欠かせないランニングソーとは?
2024/12/26
インテックを知っていただくためには、インテックが誇るクラフトマンシップについて理解していただくことが不可欠です。インテックの技術力を紹介するシリーズ第1回は、アクリルの加工に欠かせない「ランニングソー」という機械について解説します。
ランニングソーとは?
ランニングソーとは、走行丸ノコ盤とも呼ばれ、大きなテーブルに丸ノコが走行して加工材を裁断する機械です。切断精度が高く、高速切断にも対応しています。インテックでは、このランニングソーを使用してアクリルなどを正確に切断しています。
加工時のみ丸ノコが突出し、加工が終了するとテーブル内に没入する仕組みになっているため、安全かつ効率的に作業が行えます。
ランニングソーの構造
ランニングソーには、主ノコと毛引きノコという2つのノコが装着されています。興味深いことに、それぞれのノコは逆の回転方向で部材をカットします。その理由は、主ノコだけでは切断後、部材の下側にバリが発生してしまうためです。しかし、逆回転している毛引きノコが下側を切断することで、バリを効果的に除去できます。
主なメーカ
ランニングソーの主なメーカーとして以下のようなものが知られています。
・ホマッグ社(ドイツ)
ホマッグ社は1960年にドイツで設立されたグローバル企業です。従業員は約6,600人、世界100カ国以上に拠点を持ち、世界市場シェアは30%以上を占めています。
・シェーリング社(オーストリア)
シェーリング社は1917年創業の老舗企業で、100年以上の歴史を持ちます。オーストリア、アメリカ、イギリス、ポーランド、中国などに拠点を持ち、グローバルに展開しています。日本国内でも、多くのボードメーカー、家具メーカー、キッチンメーカーがシェーリング社のランニングソーを導入しています。
・シンクス社
シンクス社は1964年に設立された国内企業で、静岡県に本社を構えています。木工加工機、鉄鋼加工機の開発、製造、販売を行っており、インテックでもシンクス社のランニングソーを導入しています。
・アミテック社
アミテック社は愛知県名古屋市を本拠とする、各種木材加工機械、金属加工機械の製造販売を行っている国内企業です。幅広い製品群を持ち、木材、金属、非金属など多様な素材に対応しています。主力製品であるワイドベルトサンダーは、国内家具業界でトップシェアを誇ります。
まとめ
普段あまり注目されないアクリルなどを切断・加工するための機械。どれほど有用な道具があっても、最終的な仕上げは人間の技術力に依存します。インテックは、最新のテクノロジーと卓越した技術力で、お客様の夢をカタチにします。