integration

CONTACT US

幾度となく繰り返された
設計と技術のトライ&エラーから
生み出された機能美

SQUEEZE LAMP
& SPEEKER

コーリアンの特徴が
最大限生かされたSQUEEZE

以前にクラウディオ・コルチ デザインのキッチンカウンターの製作以来、交流のあるデザイナー(C.Cデザイン)よりデザイナー様の展示会に出展する照明オブジェの依頼があり、コーリアンの特性である曲げ加工で3次元の複雑な曲線、堀込加工による光の透過、シームジョイントによる継ぎ目の目立たない一体成形のデザイン、コーリアンの特徴を最大限生かして製作されました。

図面と実物との差と格闘する
チャレンジの連続

SQUEEZEはH1800ある変形円筒型の為、曲げ加工に要するプレス型の製作に困難を極めました。
これまで2次元曲げ加工やプレスボウルなどは加工実績がありましたが、ここまで大きい・変形物は経験がなく、スタートである型製作から大変苦労しました。実際テスト段階で曲げ加工を試した際には、個体の中心の細くくびれた部分をキレイに丸くすることが非常に難しく幾度となく加工テストを繰り返しています。

透過に対しては、内部裏面を厚みを変えて堀込加工することで透過するように、設計図上では可能だったはずが、実際曲げてみると思った通りに真っ直ぐラインが通らないことがわかり、曲げ試作を何度も行いました。
見た目は丸くなっていても裏を彫り込んでいることで折れ目のようなものがついており、手触りではRになっていないところを職人が手作業で修正調整しています。

過去に無い
トライアンドエラーの先に
納得の製品が完成した

出来る加工でしかやらないのは簡単ですが、デザイナーの意向やイメージに沿うものにするためには、新しい試みが何よりも大切です。製作可能な方法・仕様を何度も打合せし試作品も実際の製品に対して倍以上作っています。結果、何度もトライ&エラーを重ねることで納得のいく製品とすることが出来ました。

スピーカータイプは、コーリアンが音響効果にいいということからも某音響メーカーからの依頼で続けて製作しました。こちらは開口部からの音の聞こえ方などに影響することから◯のサイズや位置などの検証を繰り返しています。ライン同様に板状の時は◯でも曲げると楕円に変形してしまうのでデータでの検証プラス実試作加工を行っています。
また内部に音響機器を仕込む為、取付用の穴加工や溝加工、部品取り付けなど見えない部分での細かい作業が数多くあり、その細部の積み重ねが製品の完成度をさらに高めたものと感じています。

テスト段階のモデリングCG