“納期リスク”を見逃さない。人工大理石加工における工程管理の裏側
2025/09/04
人工大理石の加工は、寸法精度だけでなく工程管理力も重要です。各案件の特性に応じて加工・仮組み・出荷までの流れを徹底管理。設計変更や急な納期対応にも柔軟に応え、現場のスムーズな進行を支えます。製品だけでなく、「時間の品質」にもこだわる弊社の取り組みをご紹介します。
なぜ人工大理石の加工は工程管理がカギとなるのか?
人工大理石は、美しさや意匠性だけでなく、サイズや形状に応じて緻密な加工が必要な素材です。しかし、その加工工程は、製品の大きさや曲線加工、複雑な形状によって工程が大きく異なるため、製造リードタイムが読みづらいのが現実です。例えば、一度製作したものを設計変更する場合、再度の切削や接着、研磨など手間が大きく増えるため、スケジュール全体に影響が出ることがあります。さらに大型製品になると搬入経路や現場での施工条件に左右されるため、製造側が工程を遅らせることは全体工程への大きなリスクとなります。
トラブルを防ぐスケジュール設計と進捗共有の工夫
設計変更や急ぎの案件でも工程管理に力を入れることで、お客様のご要望に合わせた対応に尽力しています。各現場の加工状況や進捗をいち早く関連部署に連絡し、営業から製作業務、工場まで、部門間で密に連携しています。例えば、営業担当は、お客様との打合せ時に現場状況を把握していないと、無理な納期を約束してしまう恐れがあります。また、現場でも「工程が変わりそうなときは必ず共有する」「ちょっとした不具合も全員で確認するなど、トラブルの芽を摘む文化が根づいており、情報共有によって納期遅延のリスクを最小限に抑えるよう心がけています。
短納期や設計変更に強い!インテックの対応体制
短納期や夜間工事など、通常とは異なるイレギュラー案件にも強みを持っています。たとえば、急遽納期が短縮された現場でも、社内の連携で優先度を再設定し、工程を調整する体制が整っています。一方で、品質についても妥協はありません。小さなキズひとつでも製品全体の品質が問われるため、仕上げ担当や検品担当のスタッフは短納期でも品質を落とさない姿勢を徹底しています。工程の効率化だけでなく、最終チェックまで責任を持つことで、納期と品質を両立させています。
まとめ
人工大理石加工では、設計変更や短納期対応に備えた工程管理が欠かせません。インテックは進捗共有と部門連携により、納期リスクを最小限に抑えつつ品質を維持。工程効率と「時間の品質」の両立で現場を支えます。