CONTACT US

屋外にも人造大理石を──設計自由度を広げる「耐候性」という視点

天然の大理石は希少性で根強い人気があるものの、人造大理石も天然石のような質感や美しい模様を再現、意匠性で注目されています。なんといっても、人造大理石、特に大判セラミックタイルにおいては耐候性の高さにより、屋外のファサードやテラスにも活かせるのが強み。各製品によってサイズや厚さなど商品展開があり、設計段階での安全性も踏まえたクリエイティブな設計が可能です。屋外使用を前提とした素材選定から施工方法までの提案も行うインテック、その実現ノウハウをご紹介します。

屋外使用に適した人造大理石とは?

人造大理石は、屋内のキッチンや洗面カウンターなどで多用されてきましたが、近年では屋外空間にもその活用が広がっています。その際、天候による環境への対応が不可欠です。最も重要なのは日光、紫外線に対する耐性です。人工・人造大理石には、樹脂成型やクオーツ樹脂、セラミックなど様々な種類があり、屋外用には耐候性に優れた商品をを選定する必要があります。また屋外では温度変化による膨張・収縮が発生する可能性も。急激な温度変化にも耐えられる素材や構造を選ぶことが大切です。雨にさらされる屋外利用においては、吸水性の低さも重要なポイントです人造大理石は無孔質に仕上げられるものの、製品や仕上げ方法によって吸水率に差が出る場合があり、雨水や湿気の侵入を抑えられる素材の選択が欠かせません。

紫外線・温度変化・雨風に耐える設計ポイント

素材の性能を最大限に活かすためには、設計や施工時の配慮が不可欠です。例えば、紫外線による劣化を抑えるには、前述のような素材選定のほかにも、適切な厚みの確保が不可欠。変形や割れが起きないよう、屋外では十分な厚みのパネルを採用するために、重量なども考慮して設計段階で反映させることが求められます。熱による寸法変化に備えて、膨張・収縮を吸収できるクリアランスを確保するほか、雨水や汚れの堆積を防ぐ防汚処理や、計画的な排水計画を組み込んだ設計により、イメージしたデザインを長く保つことができます。防汚性や清掃性を高めた表面処理技術を施した人造大理石も登場しており、屋外でも美観を長く保つことが可能です。

インテックが実現する「環境対応×デザイン性」の両立

インテックでは、様々な製品の人造大理石の性能を熟知したうえで、デザインの自由度を最大化する提案も行っています。例えば、屋外に設置するテーブルやベンチ、カウンターなどの造作もご提案可能です。さらにインテックの強みは設計段階からの技術サポート体制です。人造大理石の特性や屋外使用のノウハウを設計者に詳しく提供し、試作やモックアップの製作、施工納まりの検討まで、一貫して支援しています。屋外という新たなフィールドで、人造大理石の可能性を広げたいと考える設計者・建築家の皆さまに信頼できるパートナーとして寄り添います。

まとめ

人造大理石は耐候性に優れた素材を選べば屋外使用も可能です。紫外線や温度変化、雨風への対策を設計段階から組み込み、防汚処理や排水計画を加えることで美観と耐久性を長く維持できます。インテックは屋外向け人造大理石の提案と技術サポートを通じて、設計者・建築家の創造性を支援します。


お問い合わせはこちら