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インテックの技術力に迫る!第4回〜難加工材の切断に欠かせないウォータージェット加工機とは?

インテックでは、人工大理石からアクリルまで、多様な素材の設計・加工を行っています。さまざまな加工設備を駆使している当社ですが、今回はクォーツストーンやセラミックストーンの切断に必要なウォータージェット加工機について解説します。

ウォータージェット加工機の概要

ウォータージェット加工機は、非常に高圧の水流(または水と研磨剤の混合物)を利用して材料を切断する装置です。金属加工や石材加工、ガラス加工、さらには航空宇宙産業や自動車産業など、さまざまな分野で使用されています。

ウォータージェット加工機の特徴

・高精度
非常に細かいカットが可能で、複雑な形状やパターンも正確に加工できます。
・冷却効果
切断中に熱が発生しないため、材料に熱による変形やダメージが生じません。
・多用途性
金属、石、ガラス、セラミック、プラスチックなど、多様な材料を切断可能です。
・エコフレンドリー
水を使用するため、環境にやさしく、有害なガスや粉塵が発生しません。

主な構成部品

・ポンプ
高圧の水流を生成する装置で、通常は100MPa~600MPaの圧力を発生させます。
・ノズル
高圧水流を細いジェットに変換する部品で、研磨剤を混合することもあります。
・制御装置
コンピュータ制御により、カットパターンや速度を設定・制御します。
・作業テーブル
材料を固定し、切断を行うための平面です。

メリット

・非熱加工
材料に熱影響がないため、熱変形や熱歪みが発生しません。
・材料の節約
非常に細いカットが可能で、材料の無駄が少ないです。
・高精度と再現性
複雑な形状やパターンも高精度で加工でき、同じ品質で繰り返し加工が可能です。

主要メーカー

スギノマシン
国内最大手のウォータージェット加工機メーカーです。国内外に多くの拠点を持ち、自動車、医療、化粧品、食品など、さまざまな業界で活躍しています。
フロージャパン
1974年創業の海外メーカーで、自社のニーズに合わせて1,000以上の組み合わせからカスタマイズできる点が特徴です。
コムネット
1991年に設立された比較的新しい企業で、元々はCAD系ソフトウェアの開発会社です。同社のウォータージェット加工機「WAZER(ウェザー)」は、世界初の小型加工機とされ、コストを抑えつつ扱いやすい点が特徴です。

まとめ

インテックでは、加工が難しい素材もウォータージェット加工機と高い技術力で、お客様が求める形に仕上げます。お気軽にお問い合わせください。


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