トイレ空間で差がつく人工大理石の手洗いカウンター設計ポイント
2026/02/26
トイレは、商業施設やホテルにおいて利用者の印象を大きく左右する重要な空間です。中でも手洗いカウンターは、清潔感や高級感を直接伝える要素として、素材選びが空間品質を左右します。
人工大理石は、衛生性・清掃性に優れ、デザイン自由度も高い素材として、トイレ用手洗いカウンターに多く採用されています。本記事では、トイレ空間で差がつく人工大理石手洗いカウンターの設計ポイントを解説します。
衛生性・清掃性に優れた人工大理石手洗いカウンターの特長
人工大理石は非多孔質で吸水率が低く、汚れや水分が内部に染み込みにくい素材です。そのため、日常清掃がしやすく、衛生的なトイレ空間を維持しやすい点が大きな特長です。
特にコロナ禍以降は、抗菌性や清潔感を重視した施設設計が求められ、人工大理石手洗いカウンターの採用が拡大しています。
また、継ぎ目の少ない一体成形や曲面加工が可能なため、清掃性と意匠性を両立できる点も評価されています。

設計時に意識すべき寸法・排水・壁面納まりのポイント
人工大理石のカウンターをトイレに設置する際は、奥行・高さ・ボウル位置のバランス設計が重要です。利用者が自然な姿勢で使える寸法を確保することで、快適性が向上します。 さらに、壁面パネルとの取り合いでは段差や目地処理を丁寧に仕上げることで、汚れの溜まりやすさを防止できます。床面との接続部も同様に、水はねや清掃負担を軽減する工夫が求められます。排水位置や点検口の設計を早期に検討することも、施工後のメンテナンス性を大きく左右します。
小空間でも映える“見せる”カウンターの実例集
人工大理石はトイレ空間のブランディングツールとしても活用されています。例えば、ホテルのラグジュアリーフロアでは、照明や鏡との組み合わせにより、華やかで非日常感のあるトイレを演出しています。 色調の選び方もポイントです。白系で清潔感を際立たせたり、濃色で重厚感を出したりと、施設コンセプトに合わせた表現が可能です。限られたスペースでも、人工大理石の光沢感とデザイン性が空間全体の格を引き上げる役割を果たします。

まとめ
人工大理石の手洗いカウンターは、衛生性・清掃性・デザイン性を兼ね備えた素材として、トイレ空間の質を高めます。
寸法や納まり、排水計画を丁寧に設計し、照明や色調と組み合わせることで、利用者の印象に残るトイレ空間を実現できます。商業施設やホテルにおいて、今後も「差がつく設計要素」として重要性が高まるでしょう。
